バイナリーオプションで稼ぐには、バックテストは必要なの?そもそもバックテストって何?
今回は、こんなお悩みを解決します。
この記事の執筆者
この記事にたどりついたということは、
- バックテストに興味を持った
- バイナリーオプションで勝てなくて、バックテストをやってみるか悩んでいる
このような考えでこの記事にたどり着いたんだと思います。
この記事では、そんなみなさんのお悩みを確実に解決します。
僕もバイナリーオプション初心者の頃は、何をやっても勝てませんでした。
当時、どうすれば勝てるようになるのか?色々調べていく中で、バックテストという存在を知りました。
そしてバックテストをとれるようになってから、右肩上がりに収益が出だしたんです。
そんな僕だからこそ話せる、「バイナリーオプションで勝つはバックテストは必須なのか?」をテーマに解説していきます。
バイナリーオプションのバックテストとは?
バイナリーオプションのバックテストとは、過去数年間の中で、自分の使う手法が勝率何%なのかを、正確な数値としてだす検証のことです。
過去検証=バックテストですね!
バックテストで分かることは、勝率だけではありません。主に重要になってくる項目は以下の通り。
- 勝率
- 取引回数
- 最大DD(ドローダウン)
- 最大連勝数・連敗数
- PF(プロフィットファクター)
バックテストで分かることは他にもありますが、確認するべき重要な項目は上の5つです。
ではこの5つについて、なぜ重要なのかそれぞれ1つずつ解説していきます。
①勝率
勝率については、なぜ重要かなんてみなさんおわかりですよね。
バイナリーオプションは上下2択から選択する投資。
勝率が、収益にもっとも影響するといっていいでしょう。
バックテストを行うのは、まずこの勝率を確認するために行います。
②取引回数
取引回数も、収益に直接関係してきます。
同じ勝率・同じ条件であれば、取引回数が多ければ多いほど、収益は増えます。
それに、1日平均何回くらい取引できるかを事前に知ることができます。
取引回数が多ければいいってものでもありません。多すぎると、複数通貨ペアで同時エントリーも増えるので、取りこぼしが発生します。バランスが大事!
③最大DD(ドローダウン)
この最大DDとはなにか?あまり聞きなれない言葉かと思います。
バイナリーオプションのバックテストでは、DD(ドローダウン)という言葉があります。
DD(ドローダウン)とは、資金が減り、それを取り返すまでに一時的に減った金額のこと。
- 例えば、資金が1万円あるとして、勝ち負けを繰り返し6000円まで減った
- そこからまた勝ち負けを繰り返して1万2千円にまで増えた
※この場合のDDは、-4000円ということになります。
そして、最大DD(ドローダウン)とはなにか。例えばバックテストで過去5年間分を検証したとしましょう。
その5年間のなかで、一番資金が減ったところを最大DDと言います。
かんたんに言うと、過去数年間の検証の中で、もっとも資金が減った時の金額のことですね!
これはバックテストでしかわからないため、これを知っているか知らないかでは取引に大きく影響してきます。
最大DD(ドローダウン)を知っておくべき理由
自分の手法の最大DDがわかっていれば、
どれくらいの資金で取引すれば破産しないで済むか、が明確にわかります。
例えば、取引額1000円でバックテストをとり、最大DDが1万円だった場合。
「2万円の資金にたいして、1回の取引額を1000円で取引したとしても、資金の50%減る可能性があるのか…」など、
自分の資金に対して何%の金額で取引すればいいのかが明確になります。
ようするに最大DDを知ることで、資金管理の徹底ができるという事ですね!
減る金額が大きすぎると、メンタルがもちません。それにリスク回避のことも考えると、僕のおすすめは、多くても最大DDは資金に対して25%くらいがいいと思います。
④最大連勝数・連敗数
これはその名の通り、バックテストした期間の中で、もっとも多く連勝・連敗した回数です。
これを知っていれば、リアルな取引で連敗が続いても、想定内かどうか見極めることができるので、メンタル管理にもつながります。
⑤PF(プロフィットファクター)
このPF(プロフィットファクター)という言葉も聞きなれない方が多いと思います。
一目でわかる、手法の評価値のこと。(偏差値みたいなものです)
数値が高ければ高いほど、収益が増えやすい手法と言えます。
- PFが1.0よりも低い場合は、負ける手法
- PFが1.0よりも大きい場合は、勝てる手法
いい手法はPF1.5以上のものです。PF2.0もあれば、神レベルですね!
PF(プロフィットファクター)をみれば、一目でいい手法なのか悪い手法なのかがわかります。できればPF2.0以上を目指しましょう!
当ブログ運営者「エム」のバックテスト結果を公開
ここからは、実際に僕が使っている手法のバックテスト結果を公開します。
上の画像が、僕が使っている手法のバックテスト結果。モザイクの部分は機密ですのでご了承ください。
期間は2015年1月1日~2019年12月31日まで。過去5年間分のバックテスト結果です。
見ての通り、右肩上がりに収益が増えており、負け越した年は1度もありません。
- 勝率 71.6%
- PF(プロフィットファクター) 2.14
これだけの手法があれば、収益はあっという間に増えていきますね。
スプレッドを加味しても、勝率65%以上は余裕でたたき出します!
僕自身、いままでに膨大な回数バックテストを行ったと自負しておりますが、これがバイナリーオプションで出せる最高傑作の手法だと思います。
このようにバックテストを取れば、自分の手法が明確な数値として確認できるので、トレードにおける自信にもつながります。
バイナリーオプションで勝つにはバックテストは必須?
バックテストは、バイナリーオプションで長期的に勝っていくのに必須と言っていいでしょう。
バイナリーオプションで勝っていくには、過去検証が必須になってきます。
相場の未来は誰にもわかりません。となれば、どこから情報を取り入れるのか。過去しかありませんよね。
例えば、以下の2つの手法どちらかが使えるとします。
- 過去の相場で勝てているかわからないが、勝率80%あるといわれた手法
- 過去5年間で、すべての年でプラス収支になっていると検証が取れている、勝率の70%の手法
みなさんならどちらの手法を使いたいですか?間違いなく2つめの手法を選ぶかと思います。
バックテストがすべてではないですが、過去の相場で通用する手法は、未来でも通用する可能性が限りなく高くなります。
バイナリーオプションで現在勝っているトレーダーのほとんどが、このバックテストを行っているといっていいでしょう。
バイナリーオプションのバックテストの注意点
バイナリーオプションのバックテストで注意しなければならないことは、
バックテスト結果と、リアルトレードの結果が違う結果になってしまう事です。
それじゃあバックテストを取っても意味がないってこと?
違う結果になるといっても、正しい方法でバックテストをとれば、その差を誤差程度にすることができます。
そのためには、3つ事を気を付けなければいけません。
バックテストで気を付けるべき点
- カーブフィッティングを避ける
- スプレッドを考慮する
- リペイントするツールやインジケーターは使わない
専門用語が入っていて申し訳ないですが、あとでちゃんと説明します。
この3つの気を付けるべき点について、それぞれ解説していきます。
①カーブフィッティングを避ける
そもそもカーブフィッティングって何?
カーブフィッティングとは、バックテスト結果のなかで、勝率の良い条件だけを切り取り、つぎはぎにして勝率の高いバックテスト結果を出すこと。
例えば、バックテストでは時間帯別の勝率を出す事もでき、たまたま9時台・13時台・18時台・22時台の勝率が良くて、他の時間帯の勝率は悪かったとします。
たまたま勝率の良かった9時台・13時台・18時台・22時台を切り取って、そこだけでバックテストを取り直して手法化する。
するとどうなるか…バックテストの結果とリアルでトレードの結果に大きな違いが出てしまいます。もちろん勝てません。
何の根拠もなく、たまたま勝率がよかったところを切り取っているだけなので勝てるわけがありません。
ほかにも、たまたま勝率の良かった通貨ペアだけでバックテストを取り直し、手法化する。
これもだめです。
僕は今までに膨大な量バックテストを行ってきましたが、本当に勝てる手法というのは、どの通貨ペアでも通用します!
このように、
- バックテスト結果を見て、自分の都合のいいように勝率の高い部分だけを切り取り、手法を作る
- その手法でリアルトレードをしても、バックテスト通りにならず負けてしまう
この差がうまれてしまう現象のことを、カーブフィッティングといいます。バックテストを取る際はこれらの行為は避けましょう!
②スプレッドを考慮する
バイナリーオプションはFXと違い、基本的にスプレッドは出ないはずですが、業者のさじ加減でスプレッドが発生することがあります。
スプレッドって具体的に何のこと?
FXでの取引手数料のようなものです。手数料を引かれる代わりに、すこし不利な位置でのエントリーになります。
バイナリーオプションでは、基本的にペイアウト率が2倍以下に設定されているので、そこで手数料が発生しているはずですが、なぜかスプレッドも発生してしまうことがあります。
上の画像が、取引業者「ハイローオーストラリア 」でスプレッドが発生した時の画面です。
この発生原因は謎ですが、勝ち組トレーダーはこのスプレッドを考慮したうえで攻略しています。
実際に取引していて、誤差程度と思うかもしれませんが、取引回数を重ねるごとに収益に大きな影響をおよぼします。
そのため、バックテストを取るときにスプレッドがないこと前提で検証してしまうと、リアルトレードのときにバックテスト結果と違う結果になってしまうんです。
バックテストを取るときには、スプレッドも考慮したうえで検証するようにしましょう!
③リペイントするツールやインジケーターは使わない
そもそもリペイントって何?
リペイントとは、チャートに設定したインジケーターやツールで、過去の表示部分が変わってしまうことを言います。
例えばですが、インジケーターのRSIで基準値70を値が上回ったとします。
1度基準値を上回ったところは、どれだけ時間が経過しようと上回ったままですよね?
しかし、リペイントするインジケーターは、時間が経過していくにつれ1度基準値を上回り反応したところも、無かったことになるんです。
そのため、リペイントするインジケーターやツールでバックテストを取ってしまうと、これまたリアルトレードの結果と違う結果になってしまいます。
バックテストを取る際は、リペイントしないインジケーターやツールを使って検証しましょう!
以上が、バイナリオプションのバックテストの注意点です。
バイナリーオプションのバックテストを手動(目視)で行うことは可能?
バックテストを手動(目視)でやるというのも1つの手です。
僕も初めはバックテストを手動で取るところから始めました。
バックテストを取らないよりかは断然いいでしょう。
しかし、最終的に安定して稼ぎたいのであれば手動(目視)でのバックテストはおすすめしません。
しっかりと数値化したバックテストはどうしても必要になってきます。
手動(目視)でのバックテストをおすすめしない3つの理由
手動(目視)でのバックテストをおすすめしない理由は、主に3つあります。
- 自分の都合の良いように検証してしまうから
- 長期的な検証が困難
- 時間がかかる
これら3つの理由についてそれぞれ詳しく解説していきます。
①自分の都合の良いように検証してしまうから
人間という生き物は、自分に都合の良いところばかりに目が行きがちな生き物。
手動でバックテストをするとき、引き分けや、ギリギリ負け判定のところも、「ここは勝ちでしょ!」と自分の都合のいいよう勝ち判定にしてしまうことがあります。
実際に僕も手動でやっていたころは、意識はしてないけどそうなっていました。
このように自分の都合のいいよう検証してしまうと、検証結果と実際のトレード結果に乖離が生まれてしまいます。
「検証では勝てているのに、実際のトレードでは全然勝てない」という事が起きてしまうんです。
②長期的な検証が困難
手動(目視)のバックテストだと、過去数年間など長期的な検証ができません。
相当時間をかけて気合でやることもできますが、現実的ではないです。
そうなると、検証のサンプル数が少なくなり、これもまた検証結果と実際のトレード結果に乖離が生まれます。
バイナリーオプションのバックテストは、少なくても過去3年。できれば過去5~10年のバックテストでようやく信用できるデータが取れます。
③時間がかかる
さきほど、バックテストは数年分の検証をしてやっと信用できるデータが取れると話をしました。
そのため、手動(目視)のバックテストだと膨大な時間がかかってしまいます。
ちなみに僕の経験談として、何百通り、何千通りのバックテストでようやく当たりの手法が見つかります。
そんな回数、手動でバックテストするなんて到底不可能ですよね。
ここまでが、バッックテストを手動(目視)でやることをおすすめしない理由です。
安定して稼ぎたいのであれば、必ず数値化したバックテストを取るようにしましょう。
バイナリーオプションのバックテストを簡単に行う方法
バックテストを行う手順は、全部で4ステップあります。
- PCにMT4を導入する
- MT4に過去チャート(ヒストリカルデータ)をDL
- サインツールの作成
- バックテストを取る
※PCにMT4が入っている人はステップ②から
これらの4ステップの手順について、やり方をそれぞれ解説していきます。
①PCにMT4を導入する
バイナリーオプションのバックテストを取るには、チャート分析ソフト「MT4」が必要になります。
バイナリーオプションをやっている人のほとんどは、このMT4を見て分析しているはずなので、すでにPCに入っている人はこのステップは飛ばしてください。
▼MT4をPCに導入する方法については下の記事で詳しく解説しているので見てみてください▼
②MT4に過去チャート(ヒストリカルデータ)をDL
バックテストは、過去のチャートに自分の手法を照らし合わせて検証するもの。
過去チャートがないと検証のしようがありません。
MT4では、ある程度過去のチャートは表示されますが、過去5~10年など長期の表示はしてくれません。
そのため、過去チャートをダウンロードして、MT4へ入れる必要があります。
この過去チャートのことを、ヒストリカルデータといいます。
▼ヒストリカルデータのDL方法について、僕が参考にしたサイトのリンクを貼っておくので、参考にしてみてください▼
③サインツールの作成
バックテストをとるには、まずサインツールを作り、その矢印のシグナルをバックテストで認識させます。
サインツールを作るって、素人では難しいんじゃないの?
安心してください。プログラミングなどでサインツールを作る人もいますが、僕が紹介するのは、サインツールを作成できるソフトを使う簡単な方法です。
プログラミングの知識がない素人の人でも、簡単にサインツールが作成できます!
僕が使っているのは、インジケーターつくーるというツール。1年版がと1カ月版があり、1年版のほうが16%安く購入できます。
④バックテストを取る
バイナリーオプションでのバックテスト方法は、いろんな方法があります。
- バックテストツールを使う(簡単)
- エクセルを使う(難しい)
- プログラミング(すごく難しい)
主にこの3つの方法がありますが、プログラミングと、エクセルを使う方法は難しいのでおすすめしません。
それを勉強するだけで数か月~数年かかってしまいます。
あくまでもトレーダーの皆さんは、バイナリーオプションで稼ぎたいのであって、バックテストのプロを目指しているわけではありませんよね?
最短で稼げるようになるために、無駄は省いた方がいいので、一番簡単なバックテストツールを使うことをおすすめします。
僕も使っているおすすめのバックテストツールは、BOアナライザー2というバックテストツール!値段は¥34,300(税込)
このバックテストツールは、ほかにはない分単位の勝率の解析ができるため、非常に便利です。
以上がバックテストの取り方です!
ここまで紹介したバックテストの方法は、実際に僕がやっているバックテスト方法です。
バイナリーオプションで安定して勝つには、このバックテストは必須になるので、是非バックテストに挑戦してみましょう!
▼バックテストを取るには、手法を仮定して作る必要があります。攻略方法についての記事はコチラ▼
まとめ
今回は、「バイナリーオプションで勝つにはバックテストが必須?」というテーマでお話させていただきました。
今回の結論としては、今後長期的に安定して勝ちたいのであれば、バックテストは必須になる!というのが結論です。
僕もバックテストを取り出してから安定的に収益が出始めました!
バイナリーオプションで本気で勝ちたいのであれば、バックテストはとれるようになりましょう!
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